2008/4/15 火曜日

静的ページと動的ページ、どっちが良い?(その1)

Filed under: 情報アーキテクチャ — admin @ 20:26:41

最近プロジェクトで、やたら「動的、動的※~」と言ってくるおじさんがいたので、動的、静的の定義や効果(費用対効果含め)をあらためて考えてみました。
(※彼が何をもって動的と言っているのかは今だ謎ですが。。)

まずは簡単に定義から。

【定義】
動的:ダイナミックページ。アクセス毎にプログラムを介在して作られるページ。
静的:スタティックページ。あらかじめ完成している状態でサーバーに存在するページ。

といったことででしょうか。
こうやって改めて見るとそうだよねって感じなのですが、人々の理解度が気になるところです。そこで周りのメンバーに動的、静的の違いってわかる?って聞いてみました。

【みんなの理解度】
動的:プログラマーやSE系の理解は当然高い。しかし普通のWebデザイナー、新人のディレクタ、一般的なマーケターなど理解しきれていない。
静的:基本的にはみんな理解している。

業界の人間なら当たり前に理解してるって内容では無いっぽいですね。
静的と動的の議論になると話が微妙に噛み合わなかったりするのはこのためですね。
たとえば、一般の人が自分のホームページ(あえてブログとはいわず)にアドセンスの広告を張っている場合はどうでしょう。アクセス毎に広告が変わるので動的ページであると考えられなくも無いが、定義的にいうと正解は静的ページですね。広告は該当箇所のJavaScriptを通して実行されるので、単なるJavaScriptによる「見かけ上の動的ページ」であり、実際は静的ページといえます。

次にWebマーケティング的な視点で。
よく言われるSEOとの相性はどうだろう。

【SEO】
動的:クロールされにくい。
静的:クロールされやすい。

マーケティング的には一般的に静的に軍配があがる。
amazonのように動的なのだけれど静的に見せ、クロールさせている素晴らしいサイトもある。参考に、amazonとHPのECサイト(共に動的)のとても参考になる比較論が以下のブログに掲載されています。
動的ページと静的ページ(1) 一般論(Web屋のネタ帳)

さて、静的、動的と検索すると、ブログの話が結構出てきます。
これは主要なブログシステムが動的と静的、両タイプあることで議論が熱くなっている傾向にあるからでしょうか。

【ブログシステム】
動的:MovableType
静的:WordPress

MovableTypeを使ったことある人は、リビルドが面倒と感じたことは一度なりともあるはずではないでしょうか。
そのためWordPressに乗り換えるリビルドをする必要がなく、すごい楽になったと感じます。
かといって、WordPressの方がベターというわけではなく。このからくりは以下のブログが詳しいです。
静的生成と動的生成、Webページをビルドするコストは誰が支払うべきなのか(talk to oneself 2)
要約すると以下の通り。

【ブログの運用側の負担】
動的:軽い。
静的:重い。リビルドが必要なため時間がかかる。

【ブログの閲覧側の負担】
動的:重い。アクセス毎にプログラムを介在してページを(一部)生成するので。
静的:軽い。

先述のブログ「talk to oneself 2」曰く、
運用側がリビルド作業から開放される代わりに、閲覧側がそのコストを負担しているという発想。
うん。的を射てますね。
次に、閲覧側の負担をサーバー側から見ると。

【サーバーの側の負担】
動的:負荷大。ダウンのリスクあり。
静的:負荷軽。

ちょっと長くなってしまうので、続きは次回。
次回は、自分の経験則から、サイト構築する際の体制や立ち上げコスト、運用コストについて
動的、静的のメリット、デメリットを見ていきたいと思います。

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